山と海と川との暮らし、和歌山県田辺市に移住しよう

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本宮地域に移住し、飲食と民宿の仕事で忙しい毎日です(本宮)

  • インタビュー記事
  • 本宮エリア

2019.03.01

白井さんのご出身は田辺市街地でUターンとお伺いしましたが、本宮地域に移ってきた経緯を教えてください。
今、44歳で、3年前に本宮地域に移り住みました。
田辺市内の高校を卒業して大阪に出て、大阪で学生とサラリーマンとして10年ぐらい暮らしていました。その後お店を経営するために東京行き、13年いました。そして田辺の実家に帰ってきて民宿と飲食をやりたくて、田辺市街地のほうで良い物件がなかったというのもあって、本宮の友達のところに泊まりに来た時に「うわぁ!めちゃくちゃ良いところやな」と思って・・・それからこの本宮地域周辺の物件を探しに来ました。
飲食と民宿をやりたというのは昔からですか。
いえ、東京が長かったのでこちらへ帰ってきたら最初の1年目は友人たちが遊びに来るだろうと思って、実家に泊めるわけにもいかないので 民宿やろうと。それが民宿をやろうと思ったきっかけですね。
経験があったとか。
経験はゼロです(笑)
実際こちらに戻ってこられて先ほどおっしゃっていたようにめちゃめちゃ良いなという風に思ったとのことですが、具体的にはどういうところでしょうか。
雰囲気ですね。雰囲気。自然がいっぱいあって。元々田舎者で、大阪へ行って東京へ行っていたときに、やっぱり田舎がいいなという気持ちが有って、ずっとその気持ちが有って、仕事をしていたので。それで田辺市街地の方へ帰ってきたけど、もっと山奥の方へ行きたいな、と。なんというか振り切ったというか・・・憧れていたからめっちゃ山奥へ来たみたいな。
民宿経営は、初めてとのことでしたが、実際いかがでしたか。
最初は手探りなので、とりあえず予約は一般から受けずに、知り合いだけで回そうと思って、そこで失敗しながら改善して、2年目にご縁があって、予約サイトに2つ登録させてもらいました。今のタイミングだな、と思って。それからもうひとつ予約サイトに登録して。一般からの宿泊予約も受けるようにしました。
インターネットで予約を受けるのはメリットがありましたか。
WEBを使わないと集客は難しいですね。外国の方は。
今実際にこちらにお越しになるお客様の比率は、国内と国外ではどちらが多いですか。
実際にデータは取ってないですが、8割ぐらいが外国の方だと思いますね。全部予約サイトから。
海外からということで、こういう古民家や日本の田舎の雰囲気に憧れということでしょうか。
この辺りのエリアは熊野古道歩きの方がほとんどなんですけど、ウチに来られる方は家目的の方も多いように思いますね。
それはもう白井さんがここを見て、良いな!と思ったのが、やはり皆さんにも伝わっているということなのでしょうか。
予約の段階でどこまで泊まる方が分かってくれているのかはわからないですけれど、でも、また来たいといってくださる方は多いですね。日本人の方でも実際に何回もリピーターで来てくださっている方もいますし。
こんな井戸も汲んで遊んだこともないし、面白いな!って言われますね。囲炉裏もあって、おくどさん(竈 かまど)も有るので、次に来た時はこれちょっとフルで使わせてもらいたいですね、みたいな。
本宮地域に移住され3年経たれましたが、白井さんご自身が移住されてきて飲食のお店もされ、民宿もされということで、自分の達成度はどのように感じていますか。
当初設定した目標にはまだ届いていないですね。お店(焼き鳥店)は目標に届いていないですが、思った以上に民宿の方が忙しいなと思っていますね。
田舎での暮らしについて人との関わりという面ではどういう風にお考えですか。
地元の方は親切な方が多いですし、なるべく自分から地域の行事に参加していった方が楽しいと思いますね。
地区の草刈りとか道普請とかがあって大変に思う人もいるでしょうけど、自分より年上の人たちがメインになってやっているから、勿論そういうことは参加するべきだと思いますね。運動会だとか、一日旅行とか。そういうのにガンガン首を突っ込んでいく方が人間関係もうまいこと行くだろうし、楽しいと思いますね。結構そういう移住してきた方と地元の方とどうしても分かれてしまうところがあるんですよね。移住してきた人は移住してきた人で固まって、自分達で色々とやっている感じになるのではなくて、上手いこと馴染んでいった方が楽しいのに勿体ないなと思うところがありますね。
この地域は飲食店も少ないですし、白井さんが移住して来られたことで地域の方も喜ばれているのでは?
それは自分の口からはなんとも言えないですけれど、でもすごく大事にしていただいて楽しくしています。
大阪や東京で暮らしてきた頃と比較して、今の暮らしで具体的に不便だと思う部分はありますか。
一番不便だと思うのが、店の営業が終わって、片付け終わってから飲みに行けないというね。(笑)
そこが一番寂しいなと思うところですね。
普段の日常生活で、例えば買い物などではいかがですか。
不便というか、週三回 田辺市街地へ買い出しにいっているので、その時にまとめて買ってくるので特に不便は…まぁ不便といえば不便ですが自分で分かって暮らしているので、不便だとは思ったことはないです。もしも車がなければ不便だとは思いますね。
東京から田舎へ来られて、白井さんご自身は良かったなと思ってらっしゃいますか。
どこに居ても良かったと思うことばかりですが、面白いなと思いますね。知らないことばっかりですし・・・こちらに来てみて、自分が何も知らなかったんだなと思うことが沢山ありました。例えば草刈り機の操作もわからないし、刈り方もわからないし、そんなことばかりなんですよ。だから、面白いなと思いますね。
そういう生活を楽しめる白井さんご自身の性格もマッチしているのでしょうか。
ですかね、わからないですが。でも、さっきの不便の話ですが、不便だ不便だという人と、この不便さが良いという人といるんですよね。だから、どっちをとるかですよね、自分の考え方。そういうのはすごく大事だと思いますね。
そういう白井さんを見ていて、前から知っている周りの方たちは、本宮に移住されて何か変わったなとか、言われる事はありますか
いえ、変わったなはというのは、ないですね。お前変わらんなぁっていうのは有りますけど。
楽しそうにしてるな。羨ましいなとかの声は?
都会を離れてスローライフするって皆に言っていたので、めちゃめちゃ働いているやんか。と言われることは有りますね。
働いているというのは?
民宿もやってますし、飲食店の焼き鳥屋って仕込みが長いんですよ。結構時間かかるんですよね。買い出しもあるし、ギリギリなんです時間が・・・むちゃくちゃ働いてるなぁ。どこがスローライフやねん。と、それは言われましたね。都会と同じくらい働いていますね。1日のうち15、6時間働いています(笑)
では最後に、白井さんご自身の経験から、移住してみたいなと考えている方に対して、こんな事をした方が良いというような、アドバイスなどがあれば教えていただけますか?
何よりもまず、移住したいと思うところに行くことだと思いますね。行って、移住した人の話を聞くのが一番良いと思います。住んでみてイメージと違うこともあるかもしれないので、実際に移住して来ました。という人達の話を何人も聞いたらすごくイメージしやすいと思いますね。
ありがとうございました。
ありがとうございました。



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