山と海と川との暮らし、和歌山県田辺市に移住しよう

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和歌山県田辺市への移住のご相談は、ワンストップパーソン(移住相談員)が承ります。

  • ニュース記事

2019.02.10

和歌山県では、移住推進市町村を設定し様々な取り組みをされていると伺いました。
平谷さん和歌山県では、総じて過疎が進んでいるのですが、その中でも特に移住推進地域を指定して、集中的に様々な移住推進を図っています。
ワンストップパーソンというのが置かれていて、平谷さんもワンストップパーソンとして、活動されていますが、どういうことをしているのでしょうか。
ワンストップパーソンというのは和歌山県内の全市町村に配置されていて、移住を希望する方が、移住をしたいと相談があったときに、まずは私どもワンストップパーソンの方で一旦お話をお伺いして、そんな中で色んな事、例えば農業がしたいということであったら農業の関係の部署に繋いだりとか、林業だったら林業の方を繋いだり、地域的なもので、「◯◯」地域に、ということでしたらその地域を繋ぐとか。総合的な移住の窓口というような役割を担っております。
田辺市のワンストップパーソンをされていて、移住を希望される方が、相談に来られる際に、どういった方が多いという印象などはありますか。
平谷さんまずは田辺市へ来て何をされたいのかっていうことで多いのが、熊野古道に関連してというのが多いです。
というのも田辺市は熊野古道が一番の観光スポットで、お客様が多いところですので、熊野古道歩きにいらっしゃったお客様をターゲットにしたゲストハウスを起業したい。というニーズが今一番多いですね。
熊野古道がメインとなってくると中辺路地域や本宮地域になるのでしょうか。
そうですね。
熊野古道だけでなく、田辺市は非常に広範囲にわたって、地域毎に様々な特色がありますよね。
田辺市は五つの市町村が合併してできた市で、一概にどういう市だというのは言い難いほどバラエティに富んでいます。あえて言うならば熊野古道のある町ということで私共はPR等で使わせていただいているのです。
例えば龍神地域は、合併以前から、芸術家の移住に取り組んできた関係から、いろんな芸術家の方が居る自然豊かな地域で、田辺市の田辺地域であれば、市街地がありますので、機能的で便利な街。という風に地域ごとの特色がそれぞれあります。
一概に田辺市はこんな市です!!と言えないのですね。それは、言い換えると移住者の幅広いニーズに応えられる地域であるようにも思います。
イメージそのとおりです。海・山・川があって、例えば山間部一つをとっても、その地域毎の特性がありますので、幅広い移住の受け皿になるかと思います。
紀南地域の玄関口として、都市部と繋がる市街地で有りつつ 適度に自然も有るという。幅広いニーズに応えられるようなイメージですね。
田辺市は和歌山県では第二の街です。和歌山県南部の中核的な商業都市なので、市街地でほとんどの用事を済ませられると思いますし。田舎は田舎で自然豊かなところがありますので、両面捉えていただければと思っています。
また、医療機関も大きな総合病院もいくつか有って、万が一の医療体制も充実しておりますので、そういった面でも安心して暮らしていただけると思います。
例えば田辺地域(市街地)へ移住をしたいという相談には、どういうものがありますか?また、田辺地域は、どういう暮らしをしたいという方に向いているというのはありますか。
田辺地域は田辺市全体の85%の人口が集中している街なので、企業への就職とか店舗経営ですね。例えば、雑貨屋さん等も・・・。
熊野古道を訪れる際においても、東京・大阪・京都方面から、電車で紀伊田辺まで来て、そこで一旦降りて、そこからまた歩き出すということで、拠点になりますので、観光のお客様も多いので、ゲストハウスを起業したいといったニーズがありますね。
そういうことが可能な街であると思います。
龍神地域に関してはいかがでしょうか。
龍神地域は、熊野古道は通っていませんが、観光面では高野龍神スカイラインが通り、日本三美人湯の一つである龍神温泉が有り、山や清流の自然豊かなところが魅力です。
また市町村合併以前から芸術家の受け入れに積極的に取り組んでおり、アトリエ付きの住宅があったり、色んなジャンルの芸術家の方が移住されていますので、そういった方々と共感できるような人って言うのでしょうか、相乗効果が生まれそうな地域でもあり、ジャンルは問わず、どんな方でも受け入れられる土壌が龍神地域には醸成されているのかなと思います。
中辺路地域の特徴はいかがでしょうか。
中辺路地域はいくつかの集落に分かれていますが、中辺路は、熊野古道がメインにありまして、特に、高原(たかはら)地区や、近露(ちかつゆ)地区が移住者に人気なのですが、それぞれ熊野古道の通過点として古道を歩かれる観光客が多いです。
高原や近露は、古道歩きの、中間地点という拠点になりますので、ゲストハウスやカフェなどの飲食店を開業される方も多く、今もそのニーズが多い移住希望地として人気の地域ですね。
大塔地域の特徴についてはいかがでしょうか。
自然豊かな山間地域で、最近も林業の仕事に携わる方が大塔地域へ住む予定ということで、そういった方もいらっしゃいます。百間山渓谷を始め、所謂手つかずの自然が残されていて、アウトドアが好きな方には、うってつけの地域です。
透き通るような清流でのカヌーや、釣りも盛んなところですので、大自然の中で趣味を活かしながら暮らすには最適かと思います。
本宮地域についてはいかがですか。
本宮地域はまず熊野巡礼の一つの目的地である熊野本宮大社があり、更に三つの大きな温泉があり、温泉のお客様と熊野古道に来たお客様、それらをターゲットにした商売というのが考えられますので、この地域も起業する場所としては適した地域かなと思いますし、実際移住された方も多いです。
これまでたくさんの方が田辺市に移住されており、平谷さんも、そういう方々と接する中で、こういうところが住みやすいよね!とか、田辺のここが良いよね!というような声もお聞きかと思いますが、何か印象的なものはありますか。
平谷さん田舎での「あるある」ですけれど、家に帰ってみたら玄関先に新鮮な野菜を置いてくれていたとか。
そのあたりの地域の人の温かさ、温かく迎えられているというところが大変嬉しいというお話を良く聞きます。地域の方が親切にしてくださるといったようなことをよく聞きますね。
逆に移住された方を迎える元々の住んでいらっしゃる地元の方のお声というのはどういった風に届いていますか。
やはり今住んでいる方は平均年齢が高齢化してきている中で、移住される方の一番多い世代が40歳代になるので、若い方が移住してきてくれたら、将来の地域の担い手ということで、若い人が来てくれただけでも嬉しいよ、という声が多いです。
移住された方のお話をお伺いすると、この辺り独特というのか、自分たちを受け入れて頂くのに、わりとすんなりと地域に入れました。という方が多いのですが、この地域の風土的なものというのもあるのでしょうか。
田辺市は各地域で移住の受け入れが以前から進んでおりますので、そういったことが特に移住者を余所者扱いしないという土壌がすっかり根付いているのかと思います。
民間レベルでの受け入れ体制が安心できるというのは非常に心強い部分だと思いますが、行政等の移住者に対する支援にはどういうものがありますか。
まず移住希望の相談があれば、その方のニーズに合った地域を紹介し、地域の案内をさせていただきます。
例えば、先にIターンで来られた方をご紹介して、その方の暮らしを直に、生の声を聞いていただいて、ここでの暮らしの実感を味わってもらうようなことなども。また、補助制度には、空き家の改修補助金というのがあり、これは和歌山県の制度ですが、田辺市が和歌山県の補助金に上乗せして補助する制度というのがあります。
更に、事業を興す時の起業補助金というのですが、これも和歌山県の補助金に上乗せして起業補助金を田辺市独自で設定して手厚くしております。それと、最長一年間お試しで住める『短期滞在住宅』というのを市内四ヶ所に設置しております。
最長一年間住んでいただく中で、春夏秋冬の四季を感じていただいたり、そこへ住んで空き家を探していただくとか。そういう風に活用していただいております。
日常の生活面についてですが、移住された方にお話を伺うと、都会と比べ、買い物や医療機関等を心配していたのですが、実際はそうでもないんですよ。とおっしゃる方が多いのですが、やはりそうでしょうか。
「住めば都」ではないですが、当然都会のようにコンビニがすぐに近くにあったり、スーパーが近くにあったりと、そういうことはないですが、皆さん、週末まとめ買いをされるとか、工夫した生活をされているようで、そんなに不便ということはないようです。
逆に都会の方がスーパーで買った荷物を持って歩いて帰らないといけないとか、遠い駐車場に車をとめて、店まで歩くのに時間がかかったりとか大変だったと。
逆に田辺市であれば近くの駐車場にとめて、直ぐに買い物をして車で重い物も運べるとか・・・まず車が第一なのですが、車を使えば不便さは感じないと思います。
医療機関も、都会の方が安心ではないですか。とお聞きすると、いえいえそうでもないですよ。実際は都会だと、例えば急病になった時に救急車を呼んでも中々来てくれない。
来ても病院のたらい回しになって、結局受診までの時間を比べると逆にここの方が早かったりするとお聞きするのですが、いかがでしょうか。
田辺地域の市街地に大きな病院がいくつかありまして、救急搬送されれば、直ぐに治療を受けていただくことができると思いますので、都会のようなたらい回しというのはないと思います。
山間部には大きな森林を抱えているのですが、もしそういった山の中で急病になった場合はドクターヘリを運用しており、ヘリで搬送されますので、その辺は不安材料ではないかと思います。
学校教育についても、都会から移住された方に伺うと、今は案外都会も子供の数が減っていて、少人数なのはあまり驚かない。と、むしろ田舎の方が伸び伸びとできるという声もお聞きしますが、やはりそういった声も多いですか。
田舎の方が学校もグラウンドを広く取れ、校庭で元気一杯遊ぶことができますし、豊かな自然環境の中でも遊ぶこともできます。
また、学校現場では一人一人に目が届く教育もできるという風に考えております。
次にインターネットについてはいかがでしょうか。
買い物なども、都会と変わらず、インターネットを使えば翌日とかその次の日に宅配サービスがありますので、そういったものを利用すれば特にここでの暮らしに不便というのはないかと思います。
田辺市は、山間部が広いのですが、くまなく光ファイバーを引いておりますので、どこででも光ファイバーを使ったインターネット環境を使うことができますので心配いりません。
光ファイバーですので速度的にも問題ありませんし、後は日常生活でインターネットを使った買い物だけでなく、最近は仕事で、テレワークということで遠隔地と首都圏とで、インターネットを活用した仕事をされている方もいますので、田辺市でも都会から離れてインターネットを利用した仕事も可能です。
それは若い世代には大きいですね。都会のストレスがいっぱいの中ではなくて、ネットを通じて仕事もでき、仕事の合間、ちょっと休憩の時には、目の前に美しい海があり山があり、生活が豊かな自然に囲まれているというのは大きな魅力ですね。
現在、自宅でネットを使ったテレワークの仕事をされている方の話では、都会で仕事をしていた時には、いつも仕事の帰りが遅く、帰っても子どもはいつも寝ていたというお話を聞きますが、ここへ来てからは家族との触れ合う時間が増えたと、ストレスも少なく、伸び伸びと子育てをしたいという方には大変喜んでいただいてます。
子育て世代にとっては本当に人生の中でも大切な時間。子育ても仕事も田舎暮らしでできるというのが魅力ですね。
特にお子さんが小さいときには、お父さんお母さんは、出来るだけ子どもと触れ合う時間が多い方が良いかと思いますが、人工的なところでなくて、自然豊かな田辺で仕事をしながら子育てをできる、そして周りを気にせず自然の中で家族で遊ぶことができますので、そこは大きな魅力であると思います。
実際に移住を希望される方に対して、注意点というか。こういうところはしっかりと見て移住を決めてほしいという、何かアドバイス等はありますか。
まず田舎暮らしは都会と違い、近所付き合いが密です。都会のアパートやマンションに住んでいたら両隣は知っているけれども、その先は知らないというような事も普通かと思いますが、田舎では、地域全体が顔見知りという中で、近所付き合いを大切にしないと住みづらいということは言えるかと思います。
イメージそれから、田舎での年間の行事。例えば、草刈りや、お祭り等。そういったものに積極的に参加されないと田舎では生活しずらいと思います。
また、田舎でも色んな地域があり、地域毎に住んでみないとわからないような地域特性というのがありますので、その辺りは ご自分に合うか合わないか。事前にその地域を見て回る時に、実際に住んでいる方の話を聞くとか。そういったことを十分にされた上で地域を決めていただいた方が良いと思います。
それから、良い物件、珍しい古民家があったとして、この家が気に入ったのでここに住みたい。ということで住まわれた場合は、その地域に馴染むかどうかというのが後回しになってしまいますので、家よりも先に、その地域が自分に合っているかというのをまず考えて、調べて頂いた方が良いかと思います。
このホームページで、田辺市のサービスや取り組みはもちろん、田辺市に移住されている方の感想などをご覧いただいて、まずは相談していただければ良いですね。
はい。田辺市では 皆さんのお気持ちに寄り添って、人生の選択である、移住・定住のお力になりたいと願っています。お待ちいたしております。



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